以前に、発達障害《ASD(自閉スペクトラム症/旧アスペルガー) ADHD(注意欠如・多動症)》の症状改善に有効だと思われる、栄養素やサプリメントを紹介しました。
発達障害と栄養素とサプリメントの関係(1)
今回は、服用に関しての相性や効果など体との関係を、事例をあげて紐解いていきたいと思います。
症状と服用1
アトピー性皮膚炎
17歳で発症しました。その後20年弱、抗ヒスタミン薬とビタミンBの服用 プラス 月2回の抗アレルギー注射を受け続けます。
PMS生理前月経症候群 + 生理痛
30歳半ばから症状がどんどん悪化し、排卵日から生理後まで(月の半分)うつと情緒不安定、だるさが続くようになります。 ⇒ 詳しいことはこちらで発達障害と女性ホルモン
<改善策>
PMS緩和で飲んだ、プロバイオティクスでアトピーも劇的に改善したことから、食生活を見直すことに。糖質と炭水化物を減らし、発酵食品の摂取で、腸内環境を整える方向へ。
20年弱の 抗ヒスタミン剤や抗アレルギー薬、生理痛の鎮痛剤の服用は、腸内環境を悪玉優勢にし、PMSとアレルギーを悪化させていた、負のループ状態だったのだと思います。
症状と服用2
発達障害
キレート鉄、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンE(ミックストコフェロール)を摂取するが、普段ならない便秘になる。腸内環境を悪化させ、本末転倒なことに(発達障害は腸内環境と密接に関係)。
<改善策>
鉄、ビタミンE(ミックストコフェロール)は、消化器官に影響を与える場合がある(個人差あり)ことがわかり、鉄は鉄玉子で摂ることに。

鉄玉子は 水200ml:酢小さじ1 で15分煮出す、お茶、コーヒにすると相殺してしまうので、お味噌汁やスープ、煮物に。
薬やサプリメントとの付き合い
一つの診断や、記事、潮流を頭から信じてしまうのは、あまりお勧めできません。人によって効果は違いますし、健康状態や背景などに発達障害者は左右されやすいからです。
早急に単純な正解を求めるのはやめ、多角的に調べ言質をとり、様子を見ながら試していく。3歩進んで2歩下がる感覚で、摂り入れていくのが大事なのだと思います。