雑誌の付録と発達障害グレーゾーン

引きこもり大人の発達障害グレーゾーンの仕事や生活の困りごとを解決上手な人付き合いの方法コミュニケーション

読解力って

日本人の読解力が落ちてきているそうです。

それを聞いてふと思い出したことが。。

発達障害ASD(自閉症スペクトラム/旧アスペルガー) ADHD(注意欠如・多動症)》グレーゾーン

運営者きょまタローは小学生高学年まで

ほぼ全く読解力はなかった。

ではどうやって今の大人の仕事をする人(要読解力)となったんだっけ、、と

思い返してみました。



雑誌と付録

きょまタローは小学校に上がってから

当時出ていた雑誌「なかよし」「りぼん」「学研の化学」「小学○年生」などなど

1ヶ月に4、5冊を買ってもらっていました。

母親が本好きだったので、本は際限なく買ってくれたのです。

将来は漫画家になりたい!! なんて夢見る子供だっただけに、とにかくマンガが好きでした。

雑誌についてくる付録は、きょま的には貧乏くさい(紙でペラペラだし耐久性が感じられない)という

いかにもASD的な思い込みで、一切触らずそのまま放置の状態でした。


付録争奪戦始まる

とある時、同級生の女子2人が我が家に遊びに来た際に

袋に入ったままの大量の付録を発見し

「えっ、、いらないの??  なら頂戴よ」 と聞いてきました。

きょまは 「いいよーー!!!」

置き場に困っていたし、友達は喜んでくれるしで即答でした。

じゃんけんで買った方が獲得、と 神々の遊び 状態で傍観していたきょまタロー。

一応説明しておくと、発達障害なので優越感などに浸っているわけではなく、本当にただ見ていました。



ADHDの調子乗りとASDの鈍感さ

友達が帰った後に、おもむろにが放った言葉

「付録なんであげちゃったの? 大切にとってあったんじゃないんだ?」

母は責めるわけではなく切ない瞳で聞いてきました。

これがきょまの心に ズドン と響いた。

お金を出して娘が喜ぶと思って雑誌を沢山買ってくれていたことに、幼ながらに気がついたのです。

ADHD(注意欠如・多動症)の調子乗りで、友達に気前よくあげてしまった。

ASD(自閉スペクトラム症)の鈍感さでも、母を悲しませていることは気がつきました。

付録を組み立て始める

以後人からもらったものをあげたりすることは(特に目に着く形で)しなくなりました。

更に、付録を組み立てて作ってみようと挑戦し始めました。

実はきょまは、付録の組み立て方や使い方を読んでも チンプンカンプン だったのです。

読解力が極めて低かったのだと思います。

でも、とりあえず無駄にしてはいけないという責任感が生まれ、説明文を読んでみました。

やはりわかりませんが、袋から出して組み立ててみました。

組み立て始めると、実感として脳が反応し始め

文章とリンクする部分を拾い始めたら、ああ止まらない。

発達障害ならではなのかわかりませんが

急に文章の意味が汲み取れるようになったのです。

テトリスに似ている

テトリスやぷよぷよ、に似てる感じです。

ピタッとハマったら、一気に連鎖反応で全てが消化されていく

発達障害のきょまは、それからは文章を理解するのに苦労することは格段に減ったし

付録は全て作って消化するようになりました。

何より、母の切ない目で「こういうことをしたら人を傷つけてしまうのだ」

ということを学んだ貴重な経験でした。