米ドラマ「シリコンバレーSilicon Valley」で見る発達障害

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夢中になっていた「エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY」の、最新配信のシーズン5まで見終わってしまったので、なんとなーーく暇つぶしで見た 「シリコンバレー」、これが大当たりでした!

シリコンバレー
大手IT企業であるHooliに勤めている、ITオタクのリチャードは気弱な青年プログラマー。音楽アプリの制作をしていたリチャードは、これまでにない革命的な「データ圧縮アルゴリズム」を開発したことから、投資家たちはその技術力を買収しようとする。またたく間に買収金額と条件は跳ね上がっていくが、リチャードは買収されることよりも「自分達の会社」を立ち上げることを選択する。

「CEOとしての地位」と「資金調達」に成功したリチャードは、仲間たちと共にITベンチャー企業「パイド・パイパー」を起業する。経営経験ゼロでコミュニケーション能力のないリチャードと、その個性的な創業メンバーたちは、次々に降り掛かってくるさまざまな困難に四苦八苦しながら、成長を続け夢に向かって進んでいく。

引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)





WEBの仕事をしている身としては、世界共通認識の「オタク」(このドラマに出てくる人は愛らしく描かれています)の概念や、それを茶化す感じなどが見ていて微笑ましいのです。

主人公に向かって 「うちの息子も*アスぺだから、あんたのことは分かるよ」 とか、
10代の若き天才プログラマーが危機に陥った時の雄叫び 「*XXXXXがないと集中できないよー!??!」 とか
発達障害のネタがバンバン出てきます。
*アスぺ、はアスペルガー症候群の短縮形、今の正しい症状名は自閉症スペクトラム
*XXXXXはADHDの一昔前の処方薬

そういえば、英語で発達障害は「神様からの贈り物」と表現することもあるといいます。
含みは色々あるかと思いますが、生まれ持ったものをマイナスにとらずに受け入れる感じは、素敵ですね。

愛らしいオタクが支えるIT界!?

ドラマの舞台シリコンバレーという土地は、IT産業が中心として急激に発展した街です。
Google的な会社で働く人たちは、オタクを具現化したような、イケてるリア充とは真逆の人たち。

男性の比率が圧倒的に高く、女子もいるにはいますが、オタク男子が「全然ないっっ」と言い切る女子力が極めて低いタイプです。

アメリカ人のユーモアセンスは時々わからないところもありますが 「シリコンバレー」は大丈夫。いろんなタイプのオタクを揃え、きちんと愛されキャラに仕上がっています。

個人的には、超絶ダサい「ジャレット」と、皮肉屋「ギルフォイル」のワードセンスに笑ってしまいます。




もし近くにいたら、超頼りない主人公「リチャード」を助けてしまいそう、話やすそうなのはオトメンぽい「ディネシュ」かなとか考えたり。

会社で働いていると「アーリック」のようなゴリゴリの上司や経営者は絶対にいます(確信)。
名前とキャラの結びつきは、ぜひドラマを見てくださいませ。

もし、IT系に疎かったとしても、社会の縮図が描かれているので、
ドラマ「下町ロケット」 アメリカIT版 としてオススメです。
起業の大変さ、大手企業の悪どさ、仕事ってなんなのかなどなど。

そして、ADHD(注意欠如・多動症)、ASD(自閉スペクトラム症/旧アスペルガー)の発達障害的な人(ドラマの中で名言はされていませんが)、そうゆう傾向の人がオンパレードです。

発達障害グレーゾーンと仕事環境問題

発達障害と仕事 ウェブデザイン

2019年10月1日


追記 シーズン6

ギフテッド(天才だけど変人)たちがその特性を生かして、日々悩みながら切磋琢磨する様子が、発達障害グレーゾーンの自分としては、ガンバレガンバレと応援したくなる

シリコンバレー Silicon Valley シーズン6
ファイナルのシーズン6は、それまでより短い7話で完結
現地配信は2019年10月27日〜 です。