子供の頃から、何かを作る作業が好きでした。
学生時代、先生に評価されたものを思い返してみます。
・消防車の写生
・読書感想文
・最近起きたことの作文
・日課の日記
・IQテストの視空間認識能力
この中のどれもが、何にも考えず適当にやって提出したものでした。
ASD(自閉スペクトラム症/旧アスペルガー)は、基本正直で(空気を読まないとも言えますが)事実や真実を好みます。
評価されたものの上5つに関しては、子供の正直でピュアな表現が、先生の心に響いたのだろうと予測できます。
忖度なしに、思ったまま、感じたままを描いたので。
消防車の写生は、車を横から見た後方部分から書き出しので、前方は紙に入らない構図となりました。友達に 「入ってないじゃん!」 とからかわれ恥ずかしかった。のが結果的には賞をとりました。
最後の「視空間認識能力」は、ASDやADHD(注意欠陥多動性障害)は空間認識が苦手とされています。 *ここら辺がグレーゾーンたる所以で、全てがDD(発達障害)の症状と合致はしないのです
得意なこと苦手なものをカバーしていく
発達障害者は自己肯定感が低いと言われています。
出来ないことを親や先生、周りの人に責められた過去がある、また自分のことを客観視するのが苦手なためです。
うちの親は、たまたまそういったことはありませんでした。
怒られも褒められもせず、放任で好きなことを好きなようにやらせるタイプ(でも、もしかしたら、私が親の言うことを何も聞いていなかった可能性もあります)。
*それはそれで、問題克服のパターンを習得できない面があり、社会に出てからが大変です。
⇒ 詳しくは「元引きこもり主婦からの脱出」へ
*参考文献 ⇒ 本田 秀夫:著「あなたの隣の発達障害」
そういう環境下で私は「好きなことや得意なことを自由にやれば良い」という考えで大人になりました。
デザイナーになったのは、自分が周りに褒めてもらった経験と、それをやっていて苦にならない、唯一の事柄だったから。
他のことは多分全然できないと思います。
発達障害グレーゾーンと認識するまでは、デザインの仕事もふわふわと流れに身を任せてやっていた部分もありました。
が、今は認識が全く違います。これでやっていけるのはラッキーなことであるし、努力を怠ってはいけないなと、考えています。