発達障害の女性の特性に、「女性ホルモンの影響を受けやすい」というのがあります。
ASD(自閉スペクトラム/旧アスペルガー) ≧ ADHD(注意欠如・多動症) なので、ASD多めで女子力は低いのに、女性ホルモンの影響は大という、皮肉な因果です。
女性ホルモンによる影響は、年齢が上がるにつれ、はっきりと症状が出るようになりました。
一番の悩みは 『PMS』 月経前症候群 です。
かなり重度で、生理前の一週間は、だるさや気分の低下、体調不良で仕事ができません。
体のしんどさよりも辛いのは、心の不調。
うつ気味になったり、些細なことで激怒したり、とコントロール不能な状態になります。
発達障害グレーゾーンであるのに気が付いたのも、PMSがきっかけでした。
PMSの対策は
これまで、色々な対策(ネットで検索して出てくるようなもの)は全てと言っていいくらい試みました。
ヨガ、サプリ、食事、5本指靴下、婦人科受診、漢方。
どれも体に悪くはありませんが、決定打としてPMSの症状が軽くなることはなかったように思います。
5年間ほどそんな状況で行き詰まった末、別のアプローチをしてみることに。
期待を込めず、海外の女性栄養士が書いたPMSの本を軽く読んでみました。
PMS (月経前症候群) を知っていますか? 「気のせい」ではなかった病気の対処法 朝日選書
リネヤ・ハーン: 著
その中に、自分の症状がズバッと当てハマる項目がありました。
「ホルモンバランスの乱れから、カンジタ菌が増殖し、PMSを悪化させるタイプ」
腸内環境の悪化(カンジタ菌の爆発的な増殖、死滅による毒素が、リンパや血液に流れ込み体を巡ってしまう)により、鬱やだるさ、心と体の不調をを引き起こす、というもの。
目からウロコ、です。
それまでカンジタにしょっちゅうかかっていたし、舌が白い(カンジタ菌によるもの)なども該当します。
早速、カンジタ菌を食べてくれる 「アシドフィルス菌」 をネットで購入し服用。
その月から、それまで朝起き上がることもできないほどだるかったり、夫婦間が危ぶまれるほど夫に当たり散らしていたPMSの症状が、劇的に改善されたのでした。
PMSの症状は人により違います。原因も複合的なものだと思われます。
全ての方がこれで改善する訳ではないはずです。ほんの一例だと思ってください。
腸内環境と発達障害は、やはり強く結びついているのだと思います。
食事も発達障害には影響大、そのお話も 「発達障害と食事」 で書いていきます。