16才の発達障害本
コロナ第6波が来てますね。
お家生活がまだまだ続きそうで、そんな時には読書でもどうでしょう。
今回おすすめの本は
わたしはASD女子 ―自閉スペクトラム症のみんなが輝くために シエナ・カステロン:著 SB新書
社会正義や環境問題を訴えた優秀な本に贈られる「ノーチラスブックアワード」の銀賞を獲得した
10代が書いた初めての発達障害の本です。
シエナ・カステロンさんでどんな女の子?
シエナ・カステロンさんは当時アイルランド在住、12歳の時に ASD(ADHD傾向もあり)と診断され
それまでいじめや生きずらさを抱えてきたわけがはっきりしたことで
逆に自分を理解ができてよかったと受け止めた、意志の強い女の子です。
更に、青春時代に定型の人の倍以上の悩みにさらされる発達障害《ASD(自閉症スペクトラム/旧アスペルガー) ADHD(注意欠如・多動症)》の
書いた著作がないのはおかしい、と自ら本を書き始めます。
WEB上でコミュニティを開いたり、SNSで積極的に発信したりと
ASDの一直線なところが功を奏したタイプの方です。
発達障害のリアル学生生活
本の内容は、10代ならではの悩みに発達障害《ASD(自閉スペクトラム症) ADHD(注意欠如・多動症)》やグレーゾーンの人は
どのように対応するべきかを、自ら試行錯誤した結果出した答えをアドバイスしています。
正直、管理人きょまタローは青春時代の苦しさなどは半分くらい忘れてしまっています。
当時とにかく疲れていた、おそらく気を張って生きていたためですが
眠くて眠くて仕方なかった。。
学校は手を抜けるだけ抜いていた、、よく授業をサボってましたね〜 w
こんなに毎日大変なのに、勉強、学校、バイト、部活、恋愛、おしゃれ
周りの皆んなは全部やっていてすごいな!!とほんとうに思っていました。
ノンバイナリーという特性
10代の発達障害女子が大変なのは、ジェンダーに疎い(女子力が低い、おぼこい)ところが浮き彫りになる点ではないでしょうか。
体はどんどん変化していくし、ホルモンバランスが崩れて情緒不安定、そんな不安定な状況にASD ADHDはついていけないはず。
きょまタローの特性は ⇓ です。
- ASD ≥ ADHD
- グレーゾーンで、ギリギリ社会生活を営んでいる
ASDは男性性を持ち合わせているようなタイプも多く、きょまタローも自分の中に芽生える女の部分が
嫌だったり、受け入れられなかったりしました。
*本ではノンバイナリー(ジェンダーニュートラル)と説明されています
それを言える場所もないし苦しかったことを考えると
シエナ・カステロンが発信してくれていることで、助けられる10代の発達障害の女の子は(男の子も)
たくさん居るんじゃないかなと思います。
たまには褒められたい
10代じゃなくても心に響いたところはありますので、抜粋しておきます。
ASDはいいところがいっぱいある、と。
辛い時、思い出して読もうと思います。w
・正直である。
・公平感、正義感が強い。
・義理堅くて、信頼できる。
・誠実である
・批判がましくない。
・自分と違っている人も受け入れる。
・親切である
・頼りがいがある
・良心的である
・想像力がある。
・型にはまらない発想ができる。
・分別がある
・一風変わったユーモアのセンスをもつ。
・論理的である。
・分析的である。
・問題を解決する。
・自分を楽しませるのが得意。
・学ぶことが好き。
・集中力と持続力がある。
引用:わたしはASD女子 p28
更に客観視してみよう
自分の特性をよーーく理解することで、悩んでいる状況を打破できるかもしれません。
全てのASDが同じ傾向なわけではありませんが、参考になれば幸いです。
ASDの脳は、細部に注目し、パターンや形を見分けることが得意です。論理的に考え、分析し、一つのことをとことん追求し、専門性を育て、身近な世界のしくみを理解することに長けています。
引用:わたしはASD女子 p30