山崎ナオコーラさんの「ブスの自信の持ち方」

ブスに自信の持ち方作山崎ナオコーラ

本を読むのが好きです。
発達障害ASD(自閉スペクトラム症/旧アスペルガー) ADHD(注意欠如・多動症)》グレーゾーンだと認識してからは、一人の時間をより好んで持つようになり、目を通す本の量が最近増えました。

実用本、小説、マンガ、エッセイ、なんでも読みますが、ファンタジーやSF、自己啓発本はあまり手に取りません。
ASD(自閉スペクトラム症/旧アスペルガー)の影響で、理論的に不整合(すぎる場合)だと、背中がムズムズするからかもしれません。



エッセイでこんなに共感

そんな前置きはともかく、最近読んで「おぉーー、女性エッセイでこんなに共感できたのは、久しぶりだーー」と感激した本です。

「ブスの自信の持ち方」 著:山崎ナオコーラ

インスタのキラキラ生活や、クリエイターのリア充エッセイ、などを読むと眠気に襲われてしまうのですが(内容がどうとかではなく、興味が持てないのです)、山崎さんの読みやすく論理的で、フラットな考え方が、私の女性エッセイ苦手意識を払拭しました!

すごいなー、すごい才能です。文才がない自分がモヤモヤと思っている事が、整然と、淡々と綴られている。
この感覚は「バカの壁 著:養老 孟司」を読んだ時と似ています。



ブスと発達障害グレーゾーン

内容についてはネタバレにもなるし、書評サイトなどのレビューを見ていただくとして、私の一番のグッとポイント

ブス = 発達障害(グレーゾーンも含め) 

この本内で置き換えて、全く内容がブレないという所です。マイノリティー全般を置き換えても同じだと思います。



人がどういう意見や思考をもつのも自由だが、社会は少数派をサポートするシステムを用意するべきで、現実の今はそうでなくても、それを目指さなければいけないのではないか。

と、この本は問いかけます。

成熟した社会、果たして生きている間に迎えることができるでしょうか、、

発達障害《ASD(自閉スペクトラム症/旧アスペルガー) ADHD(注意欠如・多動症)》が、個性の一つとして、ストレスなく生きていけるような世界、来るといいですね。