自動車免許を持っていますが、ペーパードライバーです。キラキラのゴールド免許です。
免許を取った当時は、マニュアル車がまだ世の中の半分くらいを占めていたので、今よりも運転技術がややこしく、それもあってか実技の仮免許試験に3回も落ちました。
運動神経やリズム感は普通よりやや上なくらいです。
理由がわからず 「何でだろう???」 と不思議でした。
その後、筆記は1発で合格し、晴れて車運転生活が始まるかと思いきや。。
ファーストインプレッションが悪すぎた
初めての運転は、その当時お付き合いしていた人が助手席に乗ってスタート。
楽しいドライブになるかと思っていたのですが、走り出すとすぐに
「違う違う!」 「危ないっっ」
と彼からダメ出しが続き、呆然としたまま終了。完全にやる気を失います。
後日、他の男友達や女友達を乗せると 「えっーー聞いていたより上手いよ」 「なんだかんだ言って大丈夫」 など意見はバラバラで、困惑する事態に突入。
結局、運転が上手いか下手かはさて置き(判断する人の主観が左右するのでしょう)、運転がストレスを生み、ちっとも楽しくない、好きではないことに気がつきました。
それ以来、車から遠ざかった生活です。
発達障害グレーゾーンは運転が下手?!
さて、その頃のことを思い返してみて、どうしていたら運転に嫌なイメージを持たずにられたのか、改めて考えてみます。
発達障害《ASD(自閉スペクトラム症/旧アスペルガー) ADHD(注意欠如・多動症)》
グレーゾーンである事がわかった今では、車の運転が得意でないのは凄く納得できます。
発達障害は、脳の許容範囲が狭いので、マルチタスクや同時進行が苦手です。
車の運転は典型的なマルチタスク行為。ただでさえ苦手なのに、横からさらに批判的な言葉をかけられると、焦って更にまずい事態へ進んでしまいます。
どうすれば良いか
- ・マニュアル車ではなくオートマ車を選ぶ
- ・批判的な人ではなく、運転後に落ち着いて意見を言ってくれる人と乗る
- ・些細な事に気を取られず、大枠で運転を捉え、簡単な道から徐々に慣れていく
よく考えれば道を間違えても死にはしません。事故と交通ルールに意識を向けて車を運転すれば、発達障害グレーゾーンの自分でも運転はできるのではないかと思います。
ADHDのおっちょこちょいだがギリギリセーフで問題を回避する臨機応変さと、ASDの生真面目さを合わせて、運転に生かすという具合です。
自分の特性を理解した今であれば、運転も苦ではないかもしれないと思う反面、早く自動運転化にならないかなと夢見ています。