これは本当に難しいです。ASD(自閉スペクトラム症/旧アスペルガー)にとって、永遠の難題かもしれない、、
友達ってなんでしょう?
を、今回考えてみます。
おんなともだち
親友がいました。高校以来の長い付き合いで、その仲は一生モノだと思っていました。
しかし、20年もの期間仲良くしていたのに、お互いの生活スタイルが変わっていく過程で、本当にあっけないくらい簡単に、距離ができてしまいました。
一生モノだと考えていたのは、ASD的な思い込みだったのでしょうか?
自分が発達障害《ASD(自閉スペクトラム症/旧アスペルガー) ADHD(注意欠如・多動症)》グレーゾーンであると気が付いたのは、その数年後です。
今、その子について改めて振り返ってみると、彼女は限りなくADHD(注意欠如・多動症)の傾向が強かったです。
そう考えると、これまで深く付き合った女友達は、その傾向の子が多かった。(私はASD ≥ ADHD な発達障害グレーゾーンです。)
以前調べた時に 「発達障害同士は惹かれ合いやすい、共有する部分が多いから」と読んだ記憶があります。
だとすると、相性はいいけれど、長続きさせるにはテクニックがいるのかもしれません。
ASD ADHD お互いの特性を考えると
パターンとしては、ADHDの人がものすごく好意を顕にして仲良くしようとしてきてくれます。
嬉しい反面少しひきながら付き合いはじめるんですが、そのうち自分の方も相手をリスペクトするようになります。
が、なぜか続かない。
理由はまだ明確にできないのですが、今のところ
「お互いあきる」
のではないかと推測しています。
定型発達の人の場合、それでも上手く気持ちを散らしながら、少し距離をとってみるとか、一旦別に目を向けるとかしながら、極端な仲違いなどはしないはずです。
発達障害同士だと、そのような器用なことがお互い出来ないのではないかと。
ASDは気持ちが離れるとそれがそのまま出てしまうし、ADHDは従来から飽きっぽいので浮気もしがちです。
ならば、親友と20年の間も、仲良く出来たのはむしろ奇跡と言えそうなくらい、ラッキーだったのかもしれない、そう考えるほうがいいかもしれません。
仕事と人付き合いの距離感
ひきこもりから脱出してからは、一時的な仲良しは出来ても、人付き合いがしんどいと思う気持ちが大きくなってきて、無理をしてまで友情を深めなくてもいいのかな、と思うようになりました。
とは言え、それでもつい最近 ADHD 傾向の知り合いが、興味津々で距離を縮めようと「もっとフランクに接したいのだけど」と伝えてきました。
動揺しています。 すごく。
「一定の距離をとって付き合いたかったのにな」と残念に思う気持ちと、「こうなったらもう、踏み込んで付き合ってみようか」との思いが混濁しています。
正直、この揺らぎをもたらされている時点で、ちょっとしたストレスです。
あーー、どうするんだろう、自分は。
その人とは、当面仕事で会うことが続くんです。
、、なんかすっごく小さなことで悩んでますね。
でもそれが正にASD(自閉スペクトラム症/旧アスペルガー)的だなーと、書いていて再認識する次第。
そうなると、友達について答えを出すには、まだまだかかりそうな気がします。
その後日談がこちら 「初のカミングアウトで発達障害グレーゾーンはどうなったか」