発達障害《ASD(自閉症スペクトラム/旧アスペルガー) ADHD(注意欠如・多動症)》およびグレーゾーンの人は自分を一歩離れて見る
客観視、メタ認知が苦手な傾向があると言われています。
それゆえ、逆に世の中の忖度から離れて、唯一無二の感覚を活かせる場面もあるのですが
普通の生活を送るのには弊害をもたらすこともあります。
今回は、嗜好とセンスの問題、特に外見をどう自己プロデュースするかについて考えたみたいと思います。
育つ環境とセンスの関係
母親の影響を強く受けて育ちました。
母は昭和一桁生まれで、第二次大戦終結に巻き込まれ、価値観が大きく揺さぶられた世代です。
窮屈な戦争から解き放たれ、思春期を上向きな時代とともに過ごしたのと
自由を愛した人だったらしく(レジスタンス的な)、フランス大好きな女性でした。
良くも悪くも、我が家は少しヨーロッパ文化が入れ乱れた環境だったかもしれません。
そのため、絵を描いたり何かを作ったりするのを全肯定でやらせてくれました。
もしかして褒めて伸ばす方が良いタイプと判断されただけかもしれませんが w
同窓会で ぎゃふん
30代後半に、20年ぶりの同窓会に参加する際、いそいそと用意していると、夫が
「もしかして、それ着て行くんじゃないよね?」 と聞いてきました。
ダメ出しです 服の。
、、、まじですか、もしかしてダメですか 泣
学生時代、個性的な人(今で言う不思議ちゃん?)にカテゴリーされてたと思われる自分。
時に爆発的オンリーワンセンスを発揮してしまい、TPOを無視しがちなため
素直に夫のアドバイスを受け入れることにしました。
夫が選んだのは、シンプルだけど仕立が良く少しトレンドの入った、有名メーカーのブラウスと、フィットしたジーンズでした。
個人的には少し物足りないコーディネート、、、
しかし、結局 同窓会では非常にもてた(男女関係なく)。
落ち着いてるけどセンスの良い年齢相応の感じで、人当たりが良かったらしく
その後の交友関係も良好に発展し、私に新しい価値観をもたらしました。
迷い道くねくね
デザインの世界で仕事をしていると、境目が分からなくなります。
一般の感覚と、その世界の人の感覚、普通とはなにか。
ちょうど年齢的にも30代女性は、悩みがとにかくいっぱいです。
それに、発達障害《ASD(自閉スペクトラム症/旧アスペルガー) ADHD(注意欠如・多動症)》グレーゾーンも加わり、
“じぶん”と言うものにとらわれ過ぎて、色々と勘違いをしていたかもしれません。
そんな時は、無理に頑張らなくていいと思います。
第三者に助けてもらいましょう。
パーソナルカラーって?!
まず、とっても簡単にできるのは外側を変えることです。
自分の肌のトーンを知り、似合う色をプロに教えてもらいます。
すると、毎朝服選びに四苦八苦、化粧品を衝動買いする、などなどの面倒がはぶける。
更に、人に与える印象もニュートラルになるので、とってもお勧めです。
ASD は気に入ったものに理由なく執着しがち、ADHD は自分のセンスを全肯定or全否定 で気分により不安定です。
なので、時には他者の意見を取り入れても良いのではないかと思います。
色の不思議
自分のパーソナルカラーは、それはそれは、マイノリティーでした w
なんかそんな気はしてたんですが、やっぱりーーと。
日本人の割合的に低い、大人っぽいイメージの色 「秋 Autumn」 でした。
ゴージャスでラグジュアリーな艶っぽいタイプではなく、渋くて和風な秋タイプ。
日本人はブルーベース(夏と冬)が多いと言われています。どーりでユニクロが似合わないわけだ w
調べてから更に10年経つうちに、色も大事だが、素材の風合いがより大事なタイプではないかと気がつきました。
少しケバケバしていてハリのある素材であれば、似合う色も広がる、といった具合で。
調べてそれに囚われるのではなく、自分のメタ認知になり、更に可能性を広げると言う意味で
発達障害の人は、一度パーソナルカラーを調べてみると、面白いかもしれません。